バリ島一人旅＊ばいばい、ちょっと切ない島

資本主義の世の中ゆえ、
バリ島も観光客を相手にする顔と
島の人たちの普通の暮らしの顔があるわけで。



ぐるぐる街を歩いていると、普通の暮らしが垣間見えるときがあって
それを切ないというのはあまりにも不遜なのだけど
豪華なホテルの裏通りに
赤ちゃんを抱えてしゃがみ込んでミサンガを売っている母親とか、
道端で遊んでいる子供たちがhelloと声をかけてくれて
helloと応えるとmoney！と手を出されたり、
自分の普通ではない普通がここにはあるなあ、と思ったりしました。

のんきに遊びに来た自分はどうしたらいいんだろう？って
ちょっと戸惑ってしまったのですね。

綺麗なホテルに泊まって、スパ巡りをして、おいしいごはんを食べて、
のんびり過ごすには本当によいところだと思います。

でもそんなふうな旅は私にはまだ当分できないだろうなあ。

今回の旅行で、私は本当に私の見方でしか物を見ていないのだなあと
実感しました。

バリ島は楽しかったし、のんびりしたし、おいしかった。
人も親切だし、申し分ないはずなんだけど
次回来たいかというと半分半分な気持ち。
居心地のいいことに関しての居心地の悪さ…というか。

ちょっと切なくなるバリ島でした。